もし、桃太郎のおばさんが川で洗濯をしていなかったら

如果桃太郎的老奶奶没有在河边洗衣服的话……

当然のことながら、桃太郎は、そのおばあさんに拾われることも、育てられることもなかっただろう。ただ、川のもっと下流部に流れ着いて、おじいさん、おばあさんの家のような「貧困層」とは違う、都市部の「富裕層」に拾われて、育てられた可能性がある。ただ、その場合、あまりに幸せすぎて、鬼退治に行こうとは思わない可能性が高く、物語の根底が崩れる可能性が高い。

这样一来,桃太郎当然不可能被老奶奶捡回家,更不会被养育成人。但是,桃太郎也可能继续向河流的下游漂去,到达和之前的老爷爷老奶奶的“贫穷人家”截然不同的富裕地区,在这样的城市中被捡起来,而被养大。但是,在这种情况下,他可能由于生活过于优越,而不会想到要去打鬼,这样故事的根基崩溃的可能性也很大。

「たら、れば」も話になってしまうが、桃太郎が誰に拾われるかによって、その物語の展開が大きく変わってしまうのである。

像这样说到“如果……的话”,捡到桃太郎的人不同,故事的展开也会有极大的变化。

物語の中で、桃太郎は鬼退治をすることで、たくさんの宝物を持ち帰るわけだが、もし都市部の富裕層に拾われていれば、そんなものは初めから手に入ったのである。

在故事中,桃太郎打败恶鬼之后,带回了大量的财宝,如果他是被都市里的富裕阶级捡到的话,所谓的财宝是伸手即来的。

貧困層に育てられ、ナニクソの反骨精神で、鬼退治に向かい、命懸けで「宝物」を手に入れた桃太郎と、富裕層に育てられ、子供の頃から何もせずして「宝物」が手に入った桃太郎。この二人の桃太郎が、われわれ人間にせられた、あまりに皮肉な運命を物語る。

一个是在贫穷人家长大,具有大无畏反抗精神的桃太郎,他去打鬼,拼着性命得到了“财宝”。另一个是在富裕人家长大的桃太郎,他从小不用付出就可以得到“财宝”。这两个桃太郎给我们展现出了两种极度讽刺性的命运。

浦岛太郎现代改写版

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