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享保八年(1723年)2月20日、江戸幕府が男女の情死・・・いわゆる心中に厳しい規制をかけました。その内容は、心中者の弔いの禁止、生き残った者は殺人罪、心中を扱った狂言・浄瑠璃等の上演、出版物の禁止などです。

享保8年(1723年)2月20日,江户幕府下达了一条禁令,严禁男女殉情,也即“心中”。禁令内容还包括:禁止凭吊殉情者,(殉情)活下来的一方判杀人罪,封杀描写殉情的狂言、净琉璃等的演出,严禁相关出版物出版等等。

このおふれを見るかぎり、いかに「心中」が流行ったにかがよくわかりますねぇ~。幕府は大慌てです。もちろん、ブームの火付け役は近松の心中物です。

看看这个布告就一清二楚了,“心中”在当时真的是风靡一时呢。甚至让幕府都慌了手脚。不用说,在其中煽风点火的正是近松门左卫门的“心中物(描写殉情故事的净琉璃剧本)”

净琉璃《曾根崎心中》

ところで、この「心中」という言葉・・・本来は死ぬ事ではなかったのです。近松の作品の中でも、『長町女腹切(ながまちおんなのはらきり)』では、「悲しい事、むごい事、そこを死なぬが心中」とはっきり「死なない」と言ってます。 

不过话说回来,“心中”这个词原本并不是指男女情死。在近松的作品中也能窥见相关描述,比如在《长町女切腹》中写道:“悲伤之事,凄惨之事,不为其死即为‘心中’”,明确说明了“(心中)不是赴死”。

死なないで“心中(しんちゅう)をつくす”事、つまり、相手を思い、相手にすべてを捧げ、自分の人生を賭ける事が、本来の“心中”なのです。具体的にどんな事をするか?と言いますと・・・

不赴死而“全力达成‘心中’”的做法为何,也就是只想着对方,为对方奉献一切,至死不渝,如此才是原本的“心中”。具体来说,要做哪些事儿呢?也就是下面这些。

「誓詞」・・・これはその名の通り誓いを立てるわけですが、やたら厳しい「熊野権現」に誓いを立てるので、現在の我々が「ハイ!誓います!」と口先だけで宣言するのとはわけが違います。当時は、やぶれば必ず天罰が下ると、信じられていましたから・・・。

誓词——如其名所示,也就是发下海誓山盟。不过是在森严的“熊野权现”前发誓,和现在我们仅在口头上宣称“我发誓”完全不同。当时的人们相信,如果破坏了誓言则会遭到天罚。

「放爪」・・・これは、なま爪をはがす事。とにかく痛そ~。

放爪——拔掉指甲,这个是很痛的哎~~

注:当时拔掉指甲的方法是先用刀切割指甲一圈,再浸泡到醋里拔掉,据说这样做可以减少疼痛。

「切指」・・・指きりじゃありませんよ。ホントに切るんです。“おとしまえ”のように・・・。

切指——可不是拉小指起誓哦,而是真的切掉指头。就像现代黑帮犯错时切指一样。

「貫肉」・・・身体の一部に刃物を突き通す。怖い・・・

贯肉——用刀刃捅刺身体的某一个部位。听起来很恐怖。

「断髪」・・・私は、これならやってもイイです・・・でも、昔の人にとってはけっこう苦痛だったんでしょうね。頭髪を切り、男に贈り、他意の無いことを示した。

断发—— 这个我还能接受,不过呢,对以前的人来说,断发是件很痛苦的事吧。当时的女子剪掉头发赠给男方,表示自己的专一。

「黥(げい)」・・・イレズミの事。時代劇などで、“○○命”なんて書いてあるの時々見かけますよね。これは命の限り思うという意です。これは最近の若い人は「タトゥ」とか言って、彼女の名前入れたりなんぞする人もいるんじゃないんでしょうか?

黥——也就是刺青。在时代剧中时常会看到写着“○○命”之类的纹身吧。这是表示全心全意思念对方的意思。最近的年轻人把这个称作“tatoo”,还有人把女朋友的名字纹在身上吧。

最初は、あくまで死なないで、誓いをたてる事が「心中」だったのが、だんだんとエスカレートしていって、最終的に「死をもって誓いを・・・。」という事に変化していったようです。

最初,“心中”并不是指双双殉情,而是立下誓言,可是后来就渐渐升级,最终变成了“用生命立誓”了。

とにかく、「心中」という言葉の響きが、当時の人から見てもちょっとカッコよかったのか、幕府は、「心中」を「心中」と呼ばずに、ちょっとカッコ悪い言い方「相対死(あいたいじに)」と呼ぶように、おふれを出しています。

不管怎样,“心中”这个词在当时人听来或许魅力十足,而幕府在颁布禁令时却不称其为“心中”,反倒取了一个不太好听的名字“相对死(あいたいじに)”。

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