先輩女性が新入社員にイラッとしてしまうワケとは・・・?

公司女前辈对新来的职员不爽的理由是?

新入社員との職場でのコミュニケーションの中で、「自分が新人のころはこんなんじゃなかった」「常識が通じない」なんてついイラッとしてしまう先輩社員になっている人も多いのでは?でも、それでは心の溝は深まるばかり! 彼らとの付き合い方にストレスを感じなくなるための方法を、心理カウンセラー・みずがきひろみさんに聞いた。

在与新入职员交流过程中因为觉得“自己是新人的时候不是这样的”“新人没有常识”等等最终变得不爽起来的老职员应该有很多吧。但是,这样的话只会使两者之间的隔阂越来越重!于是我们向心理咨询专家水垣广美询问了不会使老职员感到压力的和新人交流的好方法。

【原因1】中堅世代が無意識に感じる「見てもらえてない」不安

【原因1】老职员无意识感受到的“就算有业绩也得不到褒奖”的不安

オフィスでの対人関係は、働く女性たちが常に抱える悩みの一つ。特にアラサーと呼ばれる中堅層は、上司と新人の板ばさみになり、“しわ寄せ”が生じやすい。

这是在办公室的人际关系中,白领女性经常抱有的烦恼之一。特别是年纪在大约三十岁左右的中坚人群,夹在上司和新人之间两头受气,很容易把从上司那儿受到的气撒在新人身上。

「上の人たちからすると、職場内で“お姉さん的世代”の人たちは『何でもできて当たり前』なので、なかなか褒めてもらえないのに対し、新入社員は『何もできなくて当たり前』なのでちょっとしたことですぐ褒められる。こうした状況に、中堅の女性社員たちは自分たちでも気づかないうちに不満や“見てもらえていないのでは”という不安を溜め込んでしまうのです」(みずがきさん)

“从上层领导来说,因为职场内的有经验的女性员工‘什么都会做是理所当然的事’,所以就不怎么会表扬她们,而与之相反由于新人‘什么都不会做是理所当然’所以稍微有一点业绩便立刻会被表扬。在这种状况下,中层阶级的女职员们在自己都没有察觉的时候就会让不满和‘就算有业绩也得不到褒奖’的不安溜进心里”。(水垣广美)

本来ならば許せるくらいの新入社員の言動を、つい厳しい目で見てしまうのは、「自分は上から認められていない」という不安感が根底にあるから。小さい子どもによくある、お姉ちゃんが妹にやきもちを焼く「幼児がえり」と似た心理なのだとか。

对本可以稍许包容的新人言行变得刻薄起来是因为心中埋藏了“自己得不到上级的认可”这样的不安。这近似小孩子中常有的姐姐吃妹妹醋的“撒娇”心理。

【原因2】日本人ならではの“あうんの呼吸”が通じると思っている

【原因2】这与日本人才有的“默契配合”有关

「実は、上司が中堅の社員たちに厳しいのは、『何年も付き合っているんだから、ぼくが君を信頼しているのは知っているよね』という前提。そう口に出してくれたら女性側も安心するのに、『通じてる』と思っているのでそこまで気を遣ってくれないんですよね」

“实际上,上司对中层职员严格是以‘我们都已经有了好多年的来往,你知道我信赖你’为前提的。明明用嘴说出来就会让女性职员安心,但是因为认为对方是明白的,所以才没有担心这方面的事吧”

日本には、「言わなくても分かる」のが良い関係であるという文化がある。先輩社員自身も新入社員に対してそういった意識があるので「何でこんな当たり前のことが分からないの」と感じてしまうのだ。しかしそれは同じような環境で育って、同じ常識を有していることが前提。現代は、経済状況やITの目覚ましい発達によって、5~6年の間で常識もガラリと変わってしまう時代であることがコミュニケーションにも大きく影響している。

在日本文化中,“不说也能明白”代表一种好的关系。职场老人对新人也是因为有这样的意识才会感到“为什么这么理所当然的事都不明白”。但这是以相同环境下成长才有的相同常识为前提的。在现代,经济状况和IT行业日新月异的发展,5~6年的间隔使人们的常识发生了急剧的变化,这对交流产生了很大的影响。

例えば、新入社員の中に、電話対応が極端に苦手な子はいないだろうか?

例如,在新入公司的职员中,是不是有特别不擅长回应电话的人呢?

「昔は友達を誘うのにも自宅に電話して『○○ちゃんはいらっしゃいますか?』と家族の方に繋いでもらっていたのが、今はLINEなどを使って『いる?』で通じますよね。つまり、電話対応が苦手なのは“電話で話す”というシチュエーションの経験値の違いが原因なのです。コミュニケーションの常識は6歳離れていたら通じないものと思いましょう。あうんの呼吸は、同じ常識を共有していることが前提ですが、新入社員にはそれがない。人は、自分と違うものを怖れる心理があるので、『常識が通じない=自分と違う』ととらえてしまい、反射的に警戒心を持ちます。同じ常識を共有していると期待していたのに、それがないと分かると、裏切られたような気持ちになり、怒りの感情が生まれてしまうのです」

“过去想要邀请朋友的时候是给他家里打电话问他家人‘小xx在不在啊?’然而现在则使用LINE等方式问‘在吗’来联系的。也就是说,不擅长讲电话是因为‘讲电话’的经验值不同导致的。我们都认为交流双方年龄超过六岁,他们所认识的常识就不一样了。‘默契配合’是以共有的常识为前提,然而新入公司的职员却不具备这样的常识。由于人们对与自己不同的事物有畏惧的心理,认为‘常识不通便是与自己不同’,于是反射性的带有了警戒心。本来期待有相通的常识,结果发现没有的时候,有一种被背叛的心情,然后便产生了生气的情绪”。

深層心理で、自分が否定されるかもしれないという怖れを感じていると、それを押さえ込もうとして、無意識のうちに相手を否定したり拒否してしまう。新入社員に常識がないのではなく、「自分とは別の常識を持っているのだ」と違いを意識することで、感情に巻き込まれずに、まずはその会社での常識を共有してあげることが必要なんだと冷静に対応できるはず。

在深层的心理中,如果感受到自己可能被否定的恐惧,为了将其压制住,便会无意识的否定对方拒绝对方。不是因为新人没有常识,而是因为产生了“原来和自己的常识不一样啊”的意识,不将新人牵连到自己的感情里,所以首先应当冷静地教给新人在这个公司里头应有的常识。

【原因3】「仕事がきちんとできる」自覚が持てない

【原因3】没有“认真工作”的自觉

もう一つ、日本人ならではの性質として、「言わなくても分かる」文化と同じくらい「自分のことを評価するのが苦手」とみずがきさんは言う。「自分なんてまだまだ」と思うことが若手のあるべき姿だと強く思うあまり、職場での仕事もちゃんとできるようになっているのに、それを自分で認められずにいる女性が多いという。

另外一点,水垣广美提到与日本人才有的“不说也能明白的”文化差不多的还有“不擅长评价自己的事情”。由于过分认为“自己还有很多不足”才是新人应该有的姿态,明明已经可以很好地完成工作,但自己却不承认的女性很多。

「先輩という立場ではあるけれど、自分はまだ未熟だという感覚が強いのがこの世代の辛いところ。でも、キャリアアップし役職が上がっていくにつれ、自分を評価してくれる人はどんどん減っていくもの。『わたしはきちんと仕事ができている』と、自分で自分を正当に評価できれば、手の掛かる後輩も『できないやつだけどわたしが教えてやるか』と余裕を持って受け入れることができるようになりますよ」

“虽然自己是前辈的立场,但仍强烈觉得自己还不成熟是这个世代人们不容易的地方。但是随着工龄增加而升迁,能够评价自己的人也在逐渐减少。如果可以正面评价自己‘我是可以很好的完成工作的人’的话,就能坦然面对麻烦的后辈说‘自己什么都不会但还要来教我’了吧”。

下一页>>