A:さて、前回は給料には会社によって払える総額があるということ、会社は払える範囲内でできる限りいい給料を出しているはずである、ということをお話ししました。

上次说到公司各自所能支付的工资有一定额度,以及在力所能及的范围内支付尽可能多的工资。

B:とはいっても、「俺の方があいつより仕事をしているのに、なんで給料が同じなんだ!」とか、往々にしてそういう不満が出てきますよね。

不过往往也有这样的不满:“我比那家伙更能干,为什么拿的工资却一样呢?”

会社が払える給料総額に限界があるのだとしても「納得いかん!!」というこの思いをどうすればいいんでしょう。俺としては、ちゃんと働きの内容を見た上で給料に差をつけて欲しいんですけど…。

即便知道公司所能支付的工资总额有上限,可要怎么对待“无法接受!!”的想法呢?我认为应该在认真比较工作内容的基础上,来分出工资的高低……

A:おっしゃる気持ちはわかります。
よく給料に対して「納得できる理由を知りたい」なんて聞きますが、それはつまり自分自身に対する会社の評価を知りたいとか、会社の評価に納得ができないということですよね?
ただ、この評価というのが曲者でねぇ…。

我能理解你的心情。
对于工资,经常听人说“想要知道能接受的理由”,这也就是想知道公司对自己的评价,或是无法接受该评价吧?
只是,该评价也是大有文章的哟……

B:どうしてですか…? 前回もそんなことをおっしゃっていましたが…。公平に評価し判断すればいいんじゃ…。

为什么……?上次也就此说过一些……只要公平评价并做出判断不就好了吗?

A:通常会社というのはピラミッド型の組織形態を取っていますから、平社員の評価を課長が、課長の評価を部長が…というように順繰りに評価していきます。
このとき上司から良い評価をもらった人は、まぁ大きな不満はないでしょう。
問題は上司から低い評価をもらった人の気持ちです。自分を低く評価されて、上司を快く思える人はまずいないでしょう?

普通公司都采用金字塔型的组织形式,评价顺序是:课长评价普通员工,部长评价课长……
这时受到上司优良评价的人应该没什么大的不满吧。
问题是受到上司不好评价的人,他们的心情。自己被上司看低,还对上司感觉良好的人应该不存在吧?

B:そりゃあ頭にきますよ。人間関係にもヒビが入っちゃいますねぇ…。

那当然让人火大罗。人际关系也会出现罅隙吧……

A:そうですよね、それが普通の人間というものです。
ところが上司の立場からすれば、そうして低い評価をすることで人間関係が悪くなる、自分が恨まれてしまうことは明らか
なんとすべての部下に対して良い評価を与えてしまうケースが出てしまったのです。

对呀,这就是所谓的普通老百姓吧。
而从上司的立场来看,由于不好的评价,造成人际关系恶化,自己也会被怨恨,这是显而易见的。
于是就出现了对所有部下都做出优良评价的事例。


B:え~っ、それって5段階の通信簿に先生が生徒全員に5をつけるようなものじゃないですか。そんなの、もはや評価じゃありませんよ。

咦?这不就跟老师在5阶段(注:老师对学生的评价)的通信薄上给所有学生都打5分一样吗?这已经不是什么评价了吧。

全くですね。
評価を極めた成果主義制度に関しては後程お話しいたしますが、そもそも今のように「社員の評価」が注目されるようになったのは、高度経済成長が終焉を迎え、豊かな生活を享受する時代になってきてからだと思います。

就是啊。
后面我们还会说到将评价发展到极致的成果主义制度,“员工评价”受到现在这样的注目,是在迎来经济高增长期的终结后,进入享受富裕生活的时代的结果。

B:どういうことでしょう?

到底怎么回事啊?

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